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復活!? バイオリウム [others]

 以前も紹介した東京農大というか進化生物研というか、とにかくそこにある温室、バイオリウムへ再び行ってきた。前のブログ記事では訪問してがっかりしたようなことを書いたが、実はその後も某氏の情報に釣られて訪れている。今回もまたカランコエが充実していたとの同氏の情報による再訪である。(Yさん、いつも感謝しております。なんか結局1年おきに行っている気がする。)

 施設の細かな情報は省くとして、食と農の博物館側からの入り口から入ってすぐ左手がカランコエコーナー(実際はマダガスカルエリア)である。前回報告した時に比べ月兎耳と不死鳥以外の種は状態がかなり良くなっていて、種数も若干増えていた(前回8種→今回14種ほど)。
 中でも目を引いたのはガストニス・ボニエリとセイタカベンケイの大型開花株である。特に大きな葉は長さ40cmを超えるのではなかろうか。しかもガストニス・ボニエリは基変種とvar. ankaizinensisの2変種ともある(開花しているのは基変種のみ)。花はかなり大きく、スケールを持っていかなかったのが悔やまれる。
 その他にもシンセパラと殆ど咲き終わっていたがロゼイの花も見られた。シンセパラも以前は申し訳程度にまだ植えて間もないような株があったに過ぎないのだが、今回は葉の異なる2タイプの大型個体がそこそこあった。ベハレンシスは全て基変種であったが、葉の茂り具合や幹の確かさなど状態がかなり良かった。それと1株だけプベスケンスがあり、花序が発達していた。またひとつ不可解なものがあって、最初は徒長したキンチョウ(錦蝶)かと思ったのだがライジンガリのような即座に分からないものであった。

 売り物の月兎耳を除いて今回見た種は前回もあったキンチョウ、ヒルデブランティ、ミロティ、ベハレンシス、不死鳥、ロゼイ、シンセパラ(2タイプ)の他に紅唐印、ブラクテアータ、プベスケンス、セイタカベンケイ、ガストニス・ボニエリ(2変種)、不明種が見られた。
 やはりここは定期的に訪れるべき施設のようだ。ペースはともかく今後も通い続けることになるだろう。

バイオリウムの立派な温室
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一般的に見かけるガストニス・ボニエリの変種Kalanchoe gastonis-bonnieri var. ankaizinensis
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ガストニス・ボニエリ基変種とその花Kalanchoe gastonis-bonnieri var. gastonis-bonnieri
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一見よく似たセイタカベンケイとその花Kalanchoe suarezensis
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プベスケンスKalanchoe pubescens
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シルバスプーンことブラクテアータKalanchoe bracteata
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シンセパラの2タイプKalanchoe synsepala
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立派なベハレンシスKalanchoe beharensis
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Bryophyllumの1種、K. ×rechingeriに酷似するが。。。
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