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下垂型花卉の雪解け [flowers]

 昨年の夏を無事に切り抜けた着生花卉類のその後の短報である。対象はグラキリペス・ウニフローラ・エンゼルランプ・シャンデリアの各種。
 結論から言うと早めに室内に取り込んで夜も明るい環境に置いたウニフローラ“phiphi”以外は大なり小なり開花した。例年だと多かれ少なかれ蕾をつけても、膨らむ前にバタバタと落ちてしまって殆ど開花まで至らないグラキリペスとシャンデリアも今年はそこそこ咲いてくれた。大半のものは11月終わりの日没が16:30頃になる時期までベランダに置いておき、花序が発達し始めてから室内に取り込んだので花芽は成長を続けた。
 今年に限って何故グラキリペスとシャンデリアが開花したかというと、思い当たる条件がある。室内に取り込んだ後の事であるが、昨年までは暖房用に石油ファンヒーターを使っており、今年からエアコンに変えたのだ。
 これは飽くまで推論に過ぎないのだが、以前こんなこともあった。11月末に苗プレートに挿し穂を植えて室内に取り込んだのだが、12月の終わり頃からそれまで順調だった植物が次々とおかしくなっていった。葉が萎れて落ちてしまうのだ。そのうち頂芽近くの新しい葉もポロポロと落ちるに至って、どうしてよいのか分からず北向きの自分の部屋に移した。部屋は暗くて寒いがやがて葉は落ちなくなり、多少の犠牲は出たものの残ったものは一冬持ちこたえて翌春以降には復活したのだ。
 このとき自分の部屋に植物を移したのは、もしかすると石油ファンヒーターの影響かも知れないという気がしたからである。

 もうひとつ今年変えたことと言えば、良く陽に当てたことである。昨年までは蕾がある程度育つまで自分の部屋に置いていたのだが、今年は昼はなるべく外に出して陽に曝したのだ。勿論夜は取り込むのだが、エンゼルランプは一晩取り込み忘れて、翌日の大雪を被ってしまうというハプニングも起きた。幸い家内が見つけて取り込んでくれたので、無事であったばかりか花も良く咲いてくれた。
 果たして上記の2つの要素が功を奏したのかどうかは分からないが、例年以上にうまくいったことは確かである。


雪を被ってもダメージのなかったエンゼルランプ
エンゼルランプIMG_8944.JPG 


 ただし、最後に余計なオチが付く。花が終って新芽が出始めたグラキリペスだが、そのまま成長してくれるだろうという期待を裏切って3月になると根元から枯れ始め、終には新芽もろとも全滅してしまった。
 以前グラキリペスは花後に枯れる種なのではないかと訝しんだことはあったが、2回開花すると死んでしまうものと思って諦めるしかないのだろうか。


例年になく良く咲いたK. gracilipes、室内で花色は出ていてない(18/1月)
グラキリペス2017IMG_8467.JPG 

しかし2か月後にはこの悲惨な姿に(18/3月)
グラキリペス2017IMG_9101.JPG 


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