形質転換と再変換 [flowers]
このところ多忙につき、今回は本当の意味で備忘録の短報である。
2年前に購入した花弁がつぶれた形で5枚ある花ものカランコエは、先日紹介したように翌年の花は形を成さずに崩壊していた。(「ハイブリッドは獲得形質の夢を見続けるか?」http://kalanchoideae.blog.so-net.ne.jp/2016-06-05)
今年は棚の隅に置いてあって余り見てあげられなかったのだが、先日ふと見ると花がまともな形で咲いていた。しかもその花弁は4枚であった。花弁の形は2年前と同じくつぶれている。
勿論同じ株で世代交代したわけではない。
単に年数を経たことで勝手に解体・再構築といった昔のポスト・モダニズムみたいなことが起きていた。交配種の花の形質と遺伝子の問題はまだまだ手の出せる領域ではないが、先日書いた花の色彩変化も含めて、原因やメカニズムをいつか学びたいと思う。
ともあれ、植物は複雑だ。
花の形を呈していない昨年の花、さながら雑種崩壊!
今年はカランコエ本来の4花弁にcome back!!
コメント 0