温室のカランコエ;雪辱の新宿御苑 [others]
新宿御苑関係者の方々、並びにこのブログで以前書いた新宿御苑の記事をご覧頂いた方々にお詫びしなければなりません。特に「限定的なカランコエ・マニア」の人がいたとしたら、本当にすいません。昨日、新宿に行ったついでに新宿御苑に足を延ばしました。八重桜見物のためか入場者が大変多く、賑わっていました。入園したからには、当然温室も見に行きます。すると昨年の訪問時には見落としていた(としか思えない)カランコエがあり、急遽これは報告するしかないと思い今回の記事を書いています。
さて、アジアンタムやムニンタツナミソウに目を奪われながら、多肉植物のコーナーに辿り着きました。例によってカランコエはないよな~、と思って何気なく目を上げると、何と立派に育った仙女の舞がそびえているではありませんか。灯台もと暗しと言いますが、逆もまた真なりで3.5mもあったので、前回は気付かなかったのでしょう。下ばかり見てたから云々という言い訳は、、、やめておきます。前回(昨年7月)は無かった、というのも無理があるかと思います。やはり(こんな巨大なものを)見落としたとしか思えません。
という訳で、新宿御苑の温室では立派な仙女の舞Kalanchoe beharensisを見る事が出来ます。有毛(茶系)で葉の縁が波打つタイプです。
昨年あった唐印は見当たらず、代わりに(という訳でもないけど)月兎耳がありました。
さて、焦って順路を廻って温室を出ようとしたところ、立ち入りできない区域に何やら黄色い花を見つけ、ふと足を止めました。
やっぱり、リュウキュウベンケイソウでした。これも去年からあったに違いありませんが、花のない時期にこれを見つけられなくても仕方ないでしょう。
歩を進めると、絶滅の危機にある植物の保全に取り組んでいるとの説明があり、
リュウキュウベンケイソウも写真入りで紹介されていました(野生絶滅です)。
こういう貴重なカランコエが見られる新宿御苑の温室、カランコエ・マニアにもお勧めです。
ここで分からないことは、なぜここのリュウキュウベンケイソウは(多くの花の)花弁が5枚なのかということです。文献的にも花弁は4枚です。ただ、ネット上には5枚花弁のリュウキュウベンケイソウの写真がそこそこ見られるので、そういう変わり花の株が元株になって各所で増えているのかもしれません。
もうひとつ鉢の名札と説明パネルで学名が異なるのに気付いた方は、来週のブログをご覧ください。
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